Teddy Bear Syndrome

 


 

 





ある時代、荒れた街の片隅に、
無実の罪で投獄された死刑囚がいた。
男の前に現れた悪魔。
その予言。
 

「これから出会う人間がお前の運命を変える」
 

男が出会ったのは、
檻の中の女と、檻の外の少女。
 

その出会いは偶然か、必然か。
男の運命を変えるのはどちらか。
 

自らの命を懸けた「選択」の物語。
 



本作品は元々別団体で2005年に上演したものです。
当時私は19歳……未成年ですよ。
いや、初稿を書き上げたのは確か高校生だったような。

その時はタイトルが
「テディベア シンドローム」でした。
今回は
「テディベア・シンドローム」です。
…たいして違いません。

今回の上演にあたり大幅に加筆・修正しましたが、
書きたいこと自体あんまり変わってません。
成長してないってことでしょうか。
表現方法の選択肢はさすがに増えましたけど。

10代の私が書きたかったことを
20代の私が形作る。
そう考えるととんでもないバトン渡しだなぁと思います。

今までの劇団MAHOROBA+αは
出演者が10人を超えることが多かったですが、
今回は6人の少数精鋭。
演出が繰り出す無茶な要求にも答えてもらってます。
楽しみにしててください。

それでは、狭く陰鬱な地下牢で
皆様のお越しをお待ちしております。


永村閏


 

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